4日目
4日目はいよいよノルマンディー地方北西部、大西洋に近い
コード・ベック・アンコー(Caudebec en Caux)に到着し、2停泊です。
到着翌日はエトルタの断崖、そしてオンフルールの港町を見てきました。
エトルタの断崖は、街の南側にモーパッサンが象の鼻と呼んだアヴァルの断崖、
北側にはアモンの断崖がそびえ立ちます。
どちらも上まで登れるということで、アモンの断崖を登ってみました。
正面に見えるアヴァルの断崖は象の鼻に見えるでしょうか?
オンフルールはカトリーヌ教会を中心に小さなお店や木組みの家が連なる港町です。
ちょうどイースター休暇の土曜日だったため、パリ近郊から観光に来た人々で
溢れていました。
ノルマンディーは塩と林檎の生産が盛んなので、塩バターサブレやキャラメルなどが
お土産の定番のようです。
5日目
5日目は【魅惑のノルマンディー】というツアーに参加してみました。
王妃マチルダのタペストリーとして有名なバイユーのタペストリー博物館、カーンの大聖堂、
カルバドス醸造所を訪れる、ランチ付終日ツアーです。
ガイドはフランス語とドイツ語を母国語として、英語も流暢なスイス人で、
知識豊富な上にポイントを押さえた説明に只々関心致しました。
バイユーのタペストリー博物館では、11世紀のノルマンディー公による
イングランド征服の物語が描かれた約70メートルの刺繍画が展示されています。
日本語のオーディオガイドを利用できるので、少々難解な中世の用語もよくわかります。
残念ながらタペストリーの写真を撮影することは出来ませんでしたが、
本当に見事な刺繍で、一見の価値があります。
その後カーンの大聖堂で有名なステンドグラスを見学し、ランチの後は
林檎の蒸留酒カルバドス博物館を訪れました。
【カルバドス】はアルコール度40度で、ヨーロッパではよく食後に飲まれる
リカーですが、ここカルバドス地方で作られたもののみがカルバドスを
名乗ることができます。(シャンパーニュと同じですね。)
博物館の一部が試飲・販売スペースになっており、ツアー参加者は皆試飲を
楽しみました。
終日ツアーはやや疲れましたが、歴史的遺産を十分に堪能いたしました。