2015年5月23日、横浜港大さん橋にポナンクルーズのロストラル(10,700トン、定員264名、フランス船籍)が初入港し、船内を見学させていただきました。フランスのエスプリが漂うモダンでお洒落な船内をご紹介します。
今日の主役ポナンは1万トンの小型船なので大さん橋の入口からはその姿が見えません。この秘められたプライベート感こそがポナンのポナンたる所以かもしれません。優美でスポーティな船体に濃いグレーと白のツートンがお洒落です。
船内に入るとスワロフスキーのクリスタルの滝がお出迎えしてくれます。一粒いくらするんでしょう? 船内見学は6階のカジュアルレストランからスタートです。ちょうどランチブュッフェの準備が始まったところで、美味しそうなデザートが並んでいました。このプチサイズが上品でいいですね!全種類でも食べられそうです!カジュアルなブュッフェでもテーブルセッティングがお洒落だし、外のテラス席も気持ち良さそう。テラス席の向こうはすぐプールで、フランス国旗が掲げられています。
プール横の階段を上るとバーです。プールを眼下にラブソファが並んでいるのがフランス流。サイドのシートもやっぱり2人用。バーテンダーはモーリシャスの出身です。船内はこの5月からフリードリンク制になったので、シャンパンでもカクテルでもお好きに注文できます。ポナンの公式シャンパンはモナコグランプリで有名な『マム』です。バーの後ろに回り込むとゾディアック(南極など桟橋がない場所での上陸用ゴムボート)が10隻も格納されています。このお洒落なフランス船は、実は南極にも行ける耐氷船なんです。
最上階船首にある見晴らしの良いオブザベーションラウンジです。一画はライブラリーとインターネットカフェを兼ねています。屋外のデッキチェアも特等席です。
3階のメインラウンジには中央に大きなダンスフロアがあります。シャンパンやワインがブーケのように冷やしてあって飲み放題。マフィンやクッキーも美味しそうです。屋外リビングも今の季節は気持ち良さそうです。階段を一つ降りるとマリーナがあります。
ポナンではブリッジは24時間解放 されています。出入港の時ですら自由に立ち入りできるというのだから、クルーズファンには堪りません。南極クルーズではブリッジが野生動物や氷山観測の特等席になるそうです。こんなお洒落で素敵な船で南極クルーズだなんて夢のようですね。