クリスタル・セレニティで行く地中海クルーズ7泊8日 乗船記

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クルーズ詳細

<ルートと日程>

クリスタル・セレニティで行く 地中海クルーズ モンテカルロからバルセロナ7泊8日


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<部屋・料金>

・デラックス・ステートルーム
・一人約:約US$ 4,500

 

<移動>

・日本⇔バルセロナ
 エミレーツ航空ビジネスクラス利用 約400,000円

〜モナコ・モンテカルロからスペイン・バルセロナへ~

6月下旬から7月にかけてモナコからコートダジュール、
バルセロナへと7泊8日のクルーズに乗船しました。

 

クリスタル・セレニティは今年5月に日本郵船から香港ゲンティングループに売却された客船です。今回のクルーズはいつも通りにアメリカ人が大半を占めており、船内の雰囲気も以前と変わらず穏やかで落ち着いたものでした。日本人は我グループ10名だけが少し寂しくもありました。

 

東京からは羽田発のエミレーツ航空で出発。
深夜便なので機内ではとにかく眠る、眠る。
翌日フランス・ニースに到着。

 

専用車で約1時間も走ればモナコの首都モンテカルロに到着です。
早速乗船して船内で乗船手続きが終了。
お疲れの人はそのまま部屋でお休みになり、元気な人はモンテカルロのカジノに繰り出して早くも苦杯をなめていました。

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モンテカルロにオーバーナイト、翌日夜にサントロペに向かいました。
初めての街・サントロペ。ここは何と垢抜けした港町なのか!
ブリジット・バルドーが愛した街サントロペは高級ブティックが立ち並び、素敵なカフェもここかしこに点在する高級リゾート地です。

 

超大型豪華クルーザーが所狭しと肩を寄せ合うように並んでいる様はまるでここはクルーザーの展示会場なの?と言いたくなるくらい。クルーザーを磨くヨットマンたちも格好良く、歩いているのはラグジュアリー客船の観光客と地元の裕福そうなフランス人ばかりで、なぜかアジア系はほとんどいません。

 

ブランド店ではちょうど夏のセール時期でしたので、チャンスとばかりにたくさん買い込んでしまいました。そして赤ですべてを統一した有名なカフェでビールとアイスチョコレートで乾杯!小一時間ここでまったりと過ごしました。
是非また来てみたい街。サントロペでした。

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翌日のサナリーシュルメールは小さな田舎の港町です。
街の中心では朝市が始まっていて混雑していましたが、特に買いたい物もありません。島の中心をぐるっと一回りして船に帰りました。
教会に興味のある人には素敵な教会があるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 
 

クルーズ4日目、今回のクルーズ寄港地観光で最大の山場であるマヨルカ島の東に位置する「ドラック洞窟」に行きました。
パルマ・デ・マヨルカの港から車で1時間。マヨルカ島をまっすぐ横に横断します。

 

この洞窟は想像を超えて凄かったです!!(動画をご覧下さい)

マヨルカ島最大の鍾乳洞で、さらに地下には地底湖が広がっています。洞窟内はヒンヤリと涼しく暑い日には特に嬉しい場所でしょう。いったいどれくらい昔に出来たのか、最初に見つけた人は感激しただろうとか話していると地底湖の前の客席に着きました。

 

ここで順番に座ります。照明が消されて真っ暗になり、しばらくすると小舟が進んできます。船上では4人の楽団がショパンの「ノクターン」を静かに演奏します。鍾乳洞の地底湖に浮かぶ小舟で醸し出されるクラシックは幻想的な雰囲気をあたりに漂わせます。

10分ほどの演奏が終わると私たちも小舟に乗せて貰い、静かに地底湖を進み、陸に上がって出口へと向かいました。パルマ・デ・マヨルカに2度以上寄港される方は、一度ドラック洞窟に行ってみてください。私のお薦めスポットです。

 
 

最終日はバルセロナです。
パリ、ロンドンに次ぐ観光客を抱えるスペインのこの大都市は見所もいっぱいです。サグラダ・ファミリアは日々変化を遂げているので、半年前に行ったからと言って油断はできません。半年前は赤のステンドグラスがきれいに入っていましたが、今回はブルーのステンドグラスも入ってより素晴らしい内装になっています。

 

また今回初めて行った「断崖絶壁の下にある修道院・モンセラ」も驚く場所でした。
この修道院の黒のマリア様は有名です。バルセロナ市街から車で約1時間、うねうねと道は登りとなっていきます。

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どうしてこんなに高い場所に修道院を建てたのか、昔の人の情熱を感じずにはおれません。修道院の建物は大きく立派です。教会に入るとちょうどミサの時間に立ち会う事ができ、厳かな雰囲気の本物のミサを初めて経験して少し感激しました。

 

周りには急勾配のケーブルカーが更に高みを目指しています。このケーブルカーに乗る時間はなかったので、次回は是非トライしたいと思います。また修道院に隣接して「ミュージアム」があり、ピカソなど巨匠の絵が何気に飾ってあります。入館者も少なく、絵画趣味の方の穴場ではないでしょうか。

 
 

まとめ

このクルーズでは主に寄港地に主眼をおいた乗船記としました。
 
今まで何十回とヨーロッパでのクルーズを経験しているのに、まだ知らない場所、見所がありました。定番コースをたまには外れてみれば、そこには知らない世界が広がっていると実感した旅行でした。