Day 6 ストラスブール
今日はドイツのケールから国境を越え、フランスのストラスブールへ出掛けます(バスで約40分)。フランス最古の歴史を持つクリスマスマーケットとして有名なストラスブールでは、アルザス地方の伝統的な木骨組の家が立ち並ぶ旧市街全体が煌びやかに飾り付けられていて、まるでお伽の国に迷い込んだかの様です。あまりに見事な華やかさに心が浮き立って寒さも吹き飛んでしまいます!
クリスマスマーケットも旧市街のあちこちで大規模に開かれており、30分だけ見てランチまでに船へ戻るつもりが、最終のシャトルバスまで夢中で4時間以上も街を歩き回ってしまいました。屋台で売られている商品はフランスのエスプリを感じさせるお洒落なものが沢山あってお土産にぴったりです。
クリスマスマーケットも旧市街のあちこちで大規模に開かれており、30分だけ見てランチまでに船へ戻るつもりが、最終のシャトルバスまで夢中で4時間以上も街を歩き回ってしまいました。屋台で売られている商品はフランスのエスプリを感じさせるお洒落なものが沢山あってお土産にぴったりです。
ツリー用のモミの木の売り場やサンタクロースと記念撮影ができる屋台もありました。
熱々のグリューワインやノンアルコールのアップルサイダーの他、ジンジャーブレッドやお菓子類を売る屋台や、ピザバケットやソーセージなど飲食屋台が多いのも特徴で、ビジネスマンがランチにも立ち寄っています。昼間からちょっとした大人の社交場のようです。
旧市街の中心にそびえるストラスブール大聖堂はパリのノートルダム寺院に匹敵する規模の巨大ゴシック建築です。バラ色の砂岩で造られ、バラ窓やタペストリー、豪華なパイプオルガンが目を引きます。内陣にある世界最大規模の「天文時計」は、職人技の極致ともいえる素晴らしい仕掛け時計で、今も人形たちが時を刻んでいます。
街並みの上からニョキと顔を出す巨大ツリーを発見!歩いて行った先は駅前の広場でした。ここでもマーケットが開かれていますが、クリスマス用品よりも衣料品や雑貨を売る店が多く、まるで蚤の市です。婦人会がお手製のクリスマスカードやジャムを販売していて素敵なお土産になりました。ぬいぐるみを売る屋台も可愛いし、どこを見ても素敵!ストラスブール最高です!
この旧市街でのフリータイムの前は貸切の展望ドーム船でのカナルクルーズを楽しみました。クリスマスの飾り付けがされた船からは大司教館など当時の権勢を忍ばせる建物や欧州評議会の巨大ビルが運河の両岸にみられます。
小さなロックも2つ通過しました。大都市の真中で水位調整が行われているなんて吃驚です。
ところでストラスブールといえば、私の世代では国語の教科書に載っていた「最後の授業」の舞台として記憶に残っています。古くから交通の要衝として栄え、ドイツとフランスの領有権争いに翻弄されながら発達してきた、強い精神力を持った人々が暮らす街だからこんなに魅力的なのかもしれません。
最終のシャトルバスまで目一杯ストラスブールを楽しんで船に戻り、アフタヌーンティーを楽しんでいる内に、アントワネット号は静かに出港しました。これから最終目的地スイスのバーゼルに向け、ロック(閘門)をいくつか超える水位調整を行います。ライン川は平地を緩やかに流れているイメージだったのですが、実際には土地の高低差(*)をロックで調整しています。主に洪水防止と灌漑のため要所に大規模なロックが建造されたものと思われます。仕組みはパナマ運河と同じ様に「水の階段」で船を上下させます。全長154mある本船が入れるだけの長さをもち、高さは10m位ありそうです。想像以上に大きいロックで、1つ通過するのに30分以上かかります。ラウンジから船首のデッキに出て、凍えながら通過を見守りました。この後、ディナーの時間中や、真夜中にも数か所のロックを通過しました。真っ暗闇で周囲の様子が良く見えなかったのが残念です。(*今航は海抜40mのケルンから270mのバーゼルへの運航です)
本日のディナーはフレンチです。