Day 7 バーゼル(スイス)
8時過ぎ、最終目的地、スイス第3の都市バーゼルに到着しました。ダウンコートと手袋、ポケットには使い捨てカイロを持ってツアーバスに向かいます。市内まで約10分。早速、ガイドについて街の見学とクリスマスマーケットめぐりです。カテドラル前のマーケットはまだ人出がありません。
褐色の風変わりな建物が市庁舎です。スイスのどこかの山で採れる砂岩で造られていてあの色なんだそう。
市庁舎前の広場では朝市を開催中です。
バーゼルではレトロな市電が市民の足として活躍しています。治安が良く、スイスの中でも「住みたい街」として人気が高いのだそうです。
古い教会前のクリスマスマーケットは小雨にも関わらず身動きできない程の人混みです。アンティークショップもまじっていて、見応えのある可愛らしいマーケットです。スイスフラン表記ですが、お買い物はクレジットカードを使えば両替する必要はありません。
観光を終えて船に戻るとキャプテンが舷口で出迎えてくれました。ホールではお手拭と熱いグリューワインのサービスがあり、凍えた身体と一緒に心もほっこり温まります。
船での最後のランチです。
本来はバーゼルに停泊し明朝の下船ですが、私は日曜日中に帰国できるよう1日分放棄して下船します。(予約時に船会社の許可を得ることが必要です)。空港へのタクシーも指定した時間に予約してくれ、スーツケースもポーターが部屋まで取りに来てくれました。クルーズディレクターもわざわざ見送りに出てきてくれて、最後の最後まで細やかな気配りを見せてくれました。ユニワールドが6星たる所以はスタッフ一人一人のホスピタリティにあるのでしょう。
リバークルーズ船で各地のクリスマスマーケットをまわった今回の旅。目が眩むほどに華やかで大規模なマーケットから素朴でこじんまりした所まで、それぞれの街での観光も織り交ぜ、ライン川の美しい景色と共に楽しむことができました。子供達の声が聞こえて手が届きそうな距離に町があり、フォーマルもなくアットホームに夕食をたのしみ、日常の延長線のような穏やかな時間の流れは海のクルーズとは違った新しい体験でした。地中海クルーズがシーズンオフを迎える冬のヨーロッパ旅行には絶好のクルーズです。次回は世界最大のクリスマスマーケットで知られるニュルンベルグを出発するドナウ川クルーズへも行ってみたいと夢がふくらみます。